SMCリセットを行い、Macのバッテリーの問題を解決する
Mac のパソコンのバッテリー交換を行った後、バッテリーの動作に問題がある場合は、SMCリセットを行うことによって問題が解決する場合があります。SMCとは「System Management Controller」の略であり、Macのパソコンの電源管理、バッテリー管理、熱管理などを行っている領域です。
SMCリセットの具体的な方法については、お使いのMacの種類によって変わりますので、以下に種類ごとの方法について説明させて頂きます。
※SMCリセットについては、Appleの公式ホームページにも記載されています。
Apple シリコン搭載の Mac をお使いの場合(M1/M2/M3)
Mac が電源に接続されていることを確認してから、以下のいずれかの操作を実行してください。
- 再起動をする:Apple メニュー >「再起動」の順に選択して再起動を行います。
- システムを終了して再度起動する:Apple メニュー >「システム終了」の順に選択して終了した後に、Mac の電源ボタンを押してもう一度電源を入れます。
M1/M2/M3等のCPU(プロセッサ)を搭載しているMacの場合は、パソコンの再起動を行うことが、旧型のMacにおけるSMCリセットに相当します。
Apple T2 チップ搭載の Mac をお使いの場合
Apple公式サイトより、お使いのMacが T2チップ搭載のモデルかどうかを確認してください。
→ 確認する
SMCリセットを行う前に試すべきこと
- Mac をシステム終了します。
- 電源ボタンを 10 秒間長押ししてから、指を放して下さい。(Touch ID 搭載のノートブックコンピュータでは、Touch ID を長押ししてください)
- 数秒待ってから、電源ボタンを押して Mac の電源を入れます。
以上を試した上で問題が解決しない場合は、SMC をリセットしてください。
SMCリセットを行う
- Mac をシステム終了します。
- 内蔵キーボードで、以下の三つのキーを7秒間長押し続けます。(場合によっては、Mac の電源が入ります。)
- 「control」キー (キーボードの左側)
- 「option (alt)」キー (キーボードの左側)
- 「shift」キー (キーボードの右側)
- 上記 3 つのキーに加え、電源ボタンも押し、合わせて4つのキーをさらに 7 秒間押し続けます。(Mac の電源が入っている場合は、キーを押し続けている間に電源が切れます。)
- 7秒間押し続けた後に、4つの全てのキーから指を離し、数秒待ってから、電源ボタンを押して Mac を再起動させます。
Apple シリコン、 T2 チップを搭載していない旧型のMac をお使いの場合
Apple シリコンも Apple T2 セキュリティチップも搭載していない旧型のMacの場合は、バッテリーの取り外しが簡単にできるタイプか、そうでないかで手順が変わります。
バッテリーの取り外しができないタイプ
- Mac をシステム終了します。
- 内蔵キーボードで、以下のキーをすべて長押しします。
- 「shift」キー (キーボードの左側)
- 「control」キー (キーボードの左側)
- 「option (alt)」キー (キーボードの左側)
- 上記 3 つのすべてのキーを押し続けながら、さらに電源ボタンも長押しします。
- 4 つすべてのキーを 10 秒押し続けます。
- すべてのキーから指を放し、電源ボタンを押して Mac の電源を入れて再起動します。
バッテリーの取り外しができるタイプ
- Macをシステム終了します。
- バッテリーを取り外します。
- 電源ボタンを5秒間長押しします。
- バッテリーを再び取り付けます。
- Macの電源を入れます。
SMCリセットを行っても解決しない場合
SMCリセットを行っても解決しない場合は、バッテリー自体の不良か、あるいはその他の問題の原因が考えられます。サポートや保証を受けるために、バッテリーをご購入された販売店へ直接お問い合わせ下さい。